8月から行われている保津車塚古墳の調査
発掘調査進む
保津車塚古墳
[保津地区・酒井宏允情報員]
 保津車塚古墳(6世紀前半頃の築造と推測)の発掘調査が、川東地区のほ場整備事業が行われるのに伴い、8月から行われています。
 今日まで確認されていない周溝(幅約5メートル)の発見。また、その外側に幅2メートルの周溝が確認されており、二重の周溝は珍しいとのことです。今日までに須恵器は多数採集されていますが、10月に入って初めて、祭事に使われたと思われる壺の一片も発見されています。
 京都府埋蔵文化財調査研究センターの主任調査員の方によると、大変立派な前方後円墳(全長44メートル)であると話されていました。