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テーマ:よだれ |
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■Q 長男は三歳になりますが、まだときどき「よだれ」をだしています。口をしっかり結んでいるようにと言うのですが、いつの間にか開いてしまいます。どうしたら治るのでしょうか? |
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■A 誰でも口の中に唾液(だえき)がたまると、自然に飲み込んでいるものです。それが三歳児でしばしばよだれを出すということになると、たいていは口を開いていると言う習慣があるからです。その原因は普通は鼻呼吸で口は閉じていますが、鼻から喉にかけての呼吸通路が狭められているとき、自然と口呼吸になります。そこで唾液が外に流れ出てよだれとなります。 呼吸通路を狭めている原因の多くは、扁桃(へんとう)肥大です。普通には三歳ごろから段々と大きくなり、五〜六歳で最高となり、また学童期ころは小さくなっていくのですが、ときに三歳でもかなり大きくなっていることがあります。よだれを出すほど扁桃が大きい場合は、夜寝ていていびきをかくことがあります。お子さんはどうでしょうか。いびきをかくようであれば小児科か耳鼻科で診察を受けることをおすすめします。 また、口呼吸は空気を直接肺に取り込むため、風邪をひきやすいことがあり、何となく落ち着きをなくしたりもします。よだれが多いことは別に心配なことではありませんが、口を開けて呼吸をしていると言うことは呼吸器によくありません。ぜひ受診をすすめます。 |
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(子どもの城・小児保健クリニック小児科医・巻野悟郎)
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