今年は中生が豊作
出雲大神宮粥占祭
 稲作の豊凶を占う出雲大神宮の粥占祭
[千歳地区・広瀬友彦情報員]
 千歳町の出雲大神宮で1月15日、五穀豊じょう祈願と稲作の作柄を占う「粥占祭」(よねうらさい)が営まれ、多くの参拝者でにぎわいました。占いの結果は中生、早生、晩生の順でした。また、水は平年並みということでした。

 粥占祭は、宮司が定められた方法に従い一晩かけて炊き上げる小豆粥の中に早生、中生、晩生を印した3本のシノブ竹で作ったお管(くだ)を入れ、このお管に詰まる米と小豆の状態を見て作柄を占います。

 米がぎっしり詰まっていると豊作。小豆は「みおさ」を意味し、米の詰まりが悪かったり、小豆が多いと作柄が悪く、また粥の色が赤ければ水不足の恐れがある、と判断されています。