東別院町倉谷の堀井弥さんの山で先月、茯苓(ブクリョウ)が三個採れました。
茯苓は、漢方薬として用いられる貴重な薬用キノコですが、地中にあるため見つけにくく、昔は先のとがった一メートルほどの鉄棒を地中に刺して探り当てる、専門の「茯苓つき」と呼ばれる人がいたそうです。
キノコとは思えない芋の形をしており、表面は暗褐色で、しわの多い硬い皮をかぶっています。中は白っぽいです。利尿、鎮静、強壮剤などに用いられるそうです。山のことに詳しい並河豊さんの話によると、「一か所でこんなに採れるのは珍しい」
とのことでした。 |