老後の生き方考える
浄土宗壇信徒大会
千代川地区・俣野正明情報員
 浄土宗京都教区亀岡組檀信徒大会が四月八日、安町の市役所市民ホールで仏教大学講師のホルム麻植圭子先生を招いて開かれ、「長寿社会ニッポン、どう生きればいいの?」をテーマとした講演がありました。
 持論として、スウェーデンでの社会福祉と介護を比較され、現在の延命治療が決して人を幸せにするとは言い切れない。高齢社会にふさわしい医療看護が必要である。また、低出生率と老後の不安をかかえ、特にアルツハイマーにならない努力をしてもらいたい。それには話し合いの出来る友人を多く持ち、趣味をもって、適度な運動で体を動かし寝たきりにならない、ほがらかな人生を送ることが肝要であると話されました。
 百八十人程の聴講者が今と昔の社会制とその対応の違いに、いずれは老いてゆく我が身の介護をどう対応すれば良いのか、ということを考えさせられた講演会でした。