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 あぐり12月号掲載分
 

 今月も
 元気な笑顔をおとどけします。

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テーマ:扁桃腺
 

 5歳の長男がよく熱を出します。
そのたびに扁桃腺が赤くはれていると言われます。
熱さましで元気になるのですが、治す方法がありますか。
 
 



 扁桃腺はのどの奥にあって、外から侵入してくるウイルスや細菌から、体を守っています。熱が出るのは、扁桃腺がそれらと戦っている証拠です。健康な子どもでも4、5歳ごろは一番大きくなるので、よくこのような心配があります。
 熱があって、扁桃腺が赤いというのは、扁桃腺が炎症を起こしているのであって、その発熱で感染したウイルスや細菌を抑えようとしているのです。というのは、ウイルスや細菌が生きていくうえでは、高い温度を嫌うからです。また体温が高いと、原因となっているウイルスや細菌に対する抗体をつくりやすいのです。そこで発熱は、体をよくしようとする症状なので、なるべく解熱剤を使わないで様子を見ることです。
 しかし熱が高いと気分が悪いので、薄着にしたり、頭を冷やしたり、室温を下げたり、水分をとったりして安静にすることです。それでも熱のために眠れない、食欲がない、あるいは熱が長く続くというようなときは、解熱剤を使うことがあります。また細菌感染が疑われるときは、抗生剤を使ったりしますが、そのときは十分に使って、病気を根治させてしまわないと、病気を繰り返すことがあります。抗生剤の使い方は、医師の指示をよく守ることです。

 (こどもの城・小児保健クリニック小児科医・巷野悟郎)
 
   
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       




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