畑野町広野で行われている冬の風物詩・寒天作り作業

冬の風物詩に 畑野の寒天作り
[畑野地区・畑恒夫情報員]
 畑野町広野で、昭和初期から続けられている寒天作りが、今年も正月返上で行われました。夜間の冷え込みを利用した凍結と、日中の天日干しによる製造作業に追われておられました。
 寒天は海藻の「テングサ」が原料で、水で洗って大釜で煮て液状にし、それをろ過して固めます。そして、網の張った筒に入れてすのこの上に突き出し、凍結と乾燥を繰り返して仕上がっていきます。
 細寒天作りは岐阜県が主な産地で、京都府での寒天作りは珍しいそうです。小高い丘が寒天の干し場で真っ白になり、良き冬の風景となります。

制作:ケイネットワールド・ドットコム TOP