先月号に引き続き、亀岡各地で行われた秋祭りの話題です。


10月20日に営まれた保津の火祭り
[保津地区・酒井宏允情報員]

 保津町の八幡宮社で10月20日、火祭りが営まれました。この祭りは請田神社の例祭で、毎年10月20日、21日の2日間にわたって営まれます。
 20日夜には、保津の人は夜宮と言い、大勢の氏子や見物客が見守る中、鉾や高張り提灯、弓、太鼓を手に氏子、稚児らが「万歳楽」(ばーんざーいらーく)を合唱。頓宮のある八幡宮まで練り歩き、その後境内に到着した行列は神殿前の大焚火を三回まわり、クライマックス。


旭町杉区でのみこし巡行
[旭地区・岸本和美情報員]

 旭町杉区では10月20日の宵宮、21日のみこし巡行と秋祭りを満喫しました。宵宮では、各種団体の役員と子供たちでの餅つきや金魚すくいが行われました。また、屋内では旭琴サークルによる大正琴の演奏会が開かれ、会場を和ませてくれました。
 翌日のみこし巡行は、あいにくの小雨でしたが、例年以上の参加者があり、大人がかつぐ本みこしと子供がかつぐ空き缶みこしが町内を所狭しと回りました。みこし巡行の後、公民館で多くの町民が集まって親睦を深めました。

[千歳地区・小泉正男情報員]

 10月21日は川東地域の秋祭りであり、毘沙門地区でも氏神様である毘沙門八幡宮で、八木宮司によって大祭の祭典が営まれました。一般氏子のお参りは近年は少なくなりましたが、お酒等のお供物は多く上げられています。
 大祭は年に3回あり、この日はその内の一回で色々な飾り付けでにぎわいました。別に中祭とされるものが年に7回あり、さらに毎月2回の月参りがあります。氏子としての信仰の気持ちは、昔からずーっと強く受け継がれているのです。

[千代川地区・俣野正明情報員]

 10月21日、千代川町秋祭りにちなみ北ノ庄・岩城神社の拝殿に、前日から本みこしを祭り、そのわきに豊作感謝の農具(鋤、鍬、旗の木製)を飾り、拝殿の前に樽みこしが飾られました。
 本みこしは以前、青年団や消防団が中心となって区内を巡行し、豊作を祝い健康と安全を祈願されましたが、飾り金具や塗りも落ち損傷が著しいため、平成4年(第1回目の修理から92年が経過)に第2回目の全面補修と塗装がなされました。しかし、重さに耐えかねてかつぎ手もそろわず、それ以来飾りみこしとして保存されています。
 祭りのにぎわいと子供たちに楽しみと夢をもたせるため昭和59年、区役員と子供会役員によって樽みこしが二基作られ、今年も小学生と中学生によって巡行される予定でしたが、あいにくの雨で残念ながら中止となりました。

[曽我部地区・福知治男情報員]

 曽我部町の与能神社では、秋の大祭が10月22日月曜日であるので、先立って21日日曜日に巡行祭が行われました。みこしをかつぐ輪番区は南条、西条、重利、学ケ丘の氏子の若い人達。威勢のよい掛け声でホイトサ、ホイトサと1日練り歩きました。
 みこしの先触れに与能太鼓がまわり、大きな獅子が子供らでシシヤ、ワニジャと各戸を先回りします。それによって各家庭では、外からの客人もみなさん外に出られ、みこしを待っておられます。
 本年の輪番区は、前回雨で流れ九年目とのことで、非常ににぎわった楽しい1日でした。午後4時には与能神社へ帰られました。また、22日午前11時から、与能神社秋の大祭が営まれました。

[曽我部地区・美馬洋子情報員]

 10月22日、曽我部町の小幡神社で秋祭りが営まれました。あいにくの雨の中、上田正昭宮司のお祓いを受け、区長や各宮総代と子供たちで太鼓をたたきながら、子供みこしで区内を回りましたが、せっかくの子供みこしも可愛いいハッピ姿も雨のためカッパにかくれてしまい残念でした。

[ひえ田野地区・稲荷豊情報員]

ひえ田野町柿花の河阿(かわくま)神社で10月23日、恒例の秋祭りが営まれました。同神社は柿花、奥条、鹿谷3区の氏神様であり、各区長をはじめ宮総代、責任役員らが出席して厳粛に祭典が営まれました。

[東本梅地区・家垣信行情報員]

 10月24日、東本梅保育所でお祭りごっこが行われました。園児たちはハッピにねじり鉢巻き姿で、手づくりみこしを引いて、「ワッショイ、ワッショイ」と元気良く町内を練り歩いていました。

[吉川地区・子安照美情報員]

 10月25日、走田神社の秋祭りが営まれました。今年は吉川町穴川区が輪番町を努め、安町、河原町、余部町、常盤を合わせ5町の代表でもあり、氏子ら計164人がみこしをかつぎました。
 午前9時に走田神社を出発し、白いハッピに黄色の鉢巻きを身につけた氏子のみなさんは、独特の節回しの太鼓を響きわたらせ、大きなみこしをかつぎ威勢のいい掛け声とともに、家内安全や五穀豊じょうを願いました。

目次ページに戻る