クリックすると
大きな画像で見ることが出来ます。

 あぐり11月号掲載分
 冬の気配が近づいてきましたね。
 今月の赤ちゃんたちです。
 
 元気な笑顔をおとどけします。

 赤ちゃんの各写真をクリックすると、
 別ウインドウで拡大画像が見られます。
 

   
   
   
テーマ:
 

  孫が熱を出したとき、電子体温計を使っていますが、
   ちょっと挟んだだけで検温は大丈夫なのでしょうか?

 
 


 体温は体の部位によって違います。日本では一般に、わきの下の温度を測ります。ところで、昔から使われてきた水銀体温計は、水銀柱を35度以下に下げてから、水銀の部分をわきの下の中央に当てて腕を中央に密着させたまま、水銀柱が一定の値を示すまで挟んでおきます。水銀の目盛が動かなくなったときが、わきの下の温度です。それには8分〜10分ほどかかります。測る前にわきの下の汗を拭う必要はありません。長く挟んであれば、汗まで同じ温度に上がってしまうからです。

 もっと短い時間で測れないものかということで作られたのが電子体温計です。電子体温計は、中に小さなコンピューターが入っていて、10分後の値を計算して、およそ1分間でそのときの体温を数字で示します。たいへん便利で、今ではほとんどこれが使われています。しかし、ときには高く出ることがあるし、低く出ることもあるので、正確に測るためには水銀体温計と同じように10分間ほど挟んでその目盛を読むとよいでしょう。

 さらに短いのが、耳温式の体温計です。鼓膜から出ている熱線を瞬時に数字で示します。挿入の仕方によって温度が違うことがありますが、便利なので普及してきています。

 (こどもの城・小児保健クリニック小児科医・巷野悟郎)
 
   
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       


あぐり目次ページへ戻る
 
ケイネットワールド・ドットコムTOP